【料理を始める学生さんに伝えたいこと】
どうも、ヒデです !
料理の世界に入って4年の月日が経ちました。
憧れや理想を持ち、田舎から大阪に出て調理師学校に入りました。
そこで目にしたものは、華やかな料理、食材、講師の方々、同じ志を持つ仲間でした。
調理師学校に入って、今となっては良かったと心から思っています。
卒業をして、料理人1年目。
僕は祖父と父が料理人なので、ありがたいことに「厳しい世界やぞ」
と言い聞かされてきたので最初の掃除や洗い物などの雑用は苦ではありませんでした。
そんな中、調理師学校の同期がどんどん辞めていきました。
労働時間も長い、給料も安い、包丁を触る機会がなく
雑用や下処理しかやらせてもらえない。
僕は「当たり前やろ」と思っていたけれど、今思うと同期たちは、
調理師学校で華やかな部分しか見ずに卒業していきました。
そしていざ現場に入ったとき、そのギャップに耐えられず
辞めるという選択肢を選んでしまったのだと思います。
振り返ってみると、何か同期たちにかける言葉はなかったのかと
思うことあるけど、僕自身も自分のことで精一杯だったので
そんな余裕はなかったのかなと思います。
1年目に入ったお店がなかなか合わなかったこともあり、1年で辞めました。
調理師学校に入る前、まだ高校生の頃、父と大阪に行きました。
父は大阪で修業をしていたこともあり、父が働いていたお店に連れて行ってもらいました。
高校生ながらに、ここで僕も働くんだと直感的に思ったのを覚えています。
1年目のお店を辞める3日前に父が働いていたがお店の大将から電話が来ました。
もし今のお店が合わんのやったらうちにこんか?という内容でした。
僕が働いていたお店とも近かったのもあり、仕事終わりにたまに飲みに行っていました。今思うと、すごいタイミングで連絡が来たなと思います(笑)
そこから2年間そのお店で働くことになるんですけど次回に書きます!
これからどんなタイミングでどんなことが待ってるかわからないけれど、
本当にしんどかったら辞めてもいいし、まだ踏ん張ろうと思うなら
歯を食いしばって続けたらいいと思います。
ただ、どんな職業でも楽をして上達することはないし、楽をして稼げる職業もないものだと思います。
僕自身も4年その世界にいたくらいで何がわかるんだと思う方もいると思いますが
最初の3年くらいを乗り切るとまた違う視点から仕事が見えたり、
たくさんの点と点が線になって繋がり始めます。
そこからが「仕事を楽しめる」ようになる「スタート地点」だと僕は思っています。
僕は今少しずつ線になって繋がり始めたところなのでまだまだ未熟ものだけれども
1年目の時、同期たちになんて声を掛けたらよかったのだろうと思う時が
たまにあるので今、料理をしたいと思っている方たちに少しでも届くと嬉しいです。
僕もまだまだ上を目指して日々、積み重ねていきます。
【23歳、社会人が今の仕事を選んだ理由】
初めまして。
23歳で社会人の男です。
職業は、料理人です。ジャンルは日本料理です。
いわゆる、「独立」に向けて日々修業をしています。
料理人を志した理由なんですが、
祖父がお寿司屋さんをしていてその会社を父が継いでいることが
一番大きかったと思います。
父は自分で和食を勉強して寿司ではなく割烹料理屋を経営しています。
この二人に憧れてこの道に入ったことは間違いありません。
理由はこれだけではなく、人間に必要な「衣食住」の一つを仕事に出来ることで、スキルがあればどこに行っても生きていけると思ったからです。
さらに、「おいしいご飯を食べに行く」ことは「娯楽」です。
誰かを笑顔にしたり、一期一会の出会いがあったりするわけです。
自分の作ったもの、積み重ねてきたものが誰かにとっての「幸せ」になる。
料理人って最高じゃん!!って思いました。
これから、AIなどで今ある仕事の50%ほどがなくなる未来が来るといわれています。
近年の時代の変化のスピードを見ていると、間違いなくその未来は来ると思うしさらに新しい仕事が生まれると思います。
料理人という仕事は、そんな時代の中でも「人間の手」が必要不可欠な
職種だと思います。
僕たち若い世代というのは、情報がありふれていて、検索をすれば正解にたどり着けるとても便利な時代を生きています。
どんな情報に触れて、誰と出会って、どんな未来を描き、日々行動に移していくのかがとても大切なことだと思います。
常にアンテナを張り巡らして、いろんなことに興味を持ち、本を読んだり、
国内外の違った文化に触れてみたりすることで、
何にも代え難い「経験」になり、「財産」になります。
今の仕事以外でも、いろんなことに興味を持ち、
自分の未来の可能性を広げていきたいです。